壁画の制作

広島市立牛田中学校
平成18年.8月

牛田中学校の、正門の下、
山の斜面ののり面に壁画を描くことになりました。
学校協力者会議を始め、地域の方々によるご尽力のもと実現しました。
はじめ全生徒が下図を考え、その中から選んだデザインを美術部でアレンジして取りかかることになりました。

元々、木漏れ日があたってとても美しく、
自然の豊かな場所にあります。

自然の美しさに負けないような壁画を描こうと意気込みも十分です。

写真は下塗りを終えたところです。
ここまで、
美術部だけでなくバスケットボール部の男子やバドミントン部女子の人たちにも手伝ってもらって下地の調整を行いました。

今日は、地域に住んでおられる画家の入野忠芳さんに
おこしいただき、壁画の下絵についてのアドバイスをいただきました。
入野さんは、広島拘置所の外壁に長さ
190メートルもの壁画
おかきになった経験から
生徒達一人一人に、
「道を行く人びとの目線を考えて、大きく下塗りの部分が目立って残らないように考えて絵を描くこと」と、いうお話をいただきました。
牛田中学校前校長の
濱田先生にも来ていただきました。
生徒達も熱心に話を聞いています。
思い思いの表現を、ぶつけて
牛田や広島の良さが伝わる絵にしたいと思っています。

さて、制作の風景です。(8月11日)

このあたりは大きな鳩から虹があふれてくるデザインです。

ここは鹿をイメージしています。
紅葉、鳥居、鹿。
テーマは安芸の宮島です。

高いところも作業ができるようにと、
業務の先生が足場を手作りして下さいました。
どんどん、完成に近づいています。
「できてきたね、楽しみにしているよ」声をかけて下さる方もふえてきました。
壁画の完成は9月の予定です。

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